家族それぞれの拘りが詰まった新築注文住宅

父が建てた木造2階建ての住宅が築20年を迎えた頃、父から私名義で建て直さないかと相談されたことがきっかけとなり、当時勤めていた会社へも勤続6年が過ぎ、収入も安定していたこともあったので、注文住宅で建て直すことにしたのです。
何処の建設会社に頼むか、どんな住宅にしたいのかなど、全くイメージが無かった状態からのスタートでしたので、まずは市内の住宅展示場を見学することから始めることにしたのです。
住宅展示場へ到着すると、様々な建設会社のモデルハウスが並んでいましたが、入って直ぐのモデルハウスを見学した際に、住宅の仕様は勿論ですが、説明に付いて頂いた担当者の物腰の柔らかさに、一目惚れの様な感じで惹かれてしまいました。
翌週には、早速営業の方が自宅へ来たのですが、モデルハウスを説明してくれた方が担当営業マンとなってくれたのです。
住宅展示場のモデルハウスは、100坪の土地に建つ様な仕様でしたが、それを30坪の自宅の土地を有効に利用する設計図を何度も提案してもらえ、更に家族それぞれの拘りを反映させるなど、幾度となく遅い時間まで打ち合わせを行いました。途中家族の意見が纏まらないこともありましたが、担当営業マンの方が間に入って折り合いをつけてくれたりと、ご苦労も多かったのではないかと思います。
各部屋のクロスの色や柄、ドアや水道の蛇口の仕様など、細かく指定していく作業は実に楽しいものでした。注文住宅の醍醐味の1つだと思いました。
建て替えに当たって、古い住宅を取り壊す時には、20年間の色々な思い出が湧いてきて、少々ウルっと来てしまったのを覚えています。
新しい注文住宅が引き渡された際には、これが自分の城となるのかという思いと同時に、これから始まる住宅ローンに責任感も湧きました。
家族それぞれの拘りが詰まった工務店で建てる注文住宅で、これからも快適に過ごしていけたら良いと思っています。

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