一戸建てリフォームをどの工務店に頼めばいいか

注文住宅は新築してから10年も経過すると、家族構成の変化や生活様式の変化そしてあちこちが傷んだりしてリフォームが必要になってきます。その様な時にリフォーム工事をどこにお願いするのが良いのでしょうか。
この注文住宅を新築した時の工務店なり建築会社がまだ営業をやっているようでしたら、そこにお願いするのが最善の方法でしょう。と言いますのは新築工事の時に基礎工事から構造体、そして仕上工事と共に各設備工事も把握しているからです。場合によっては新築時の設計図や詳細図、そして工程写真なども保管している場合があります。これだけの資料があると構造体である柱や梁を、残さなくてはならない物や取り除いても影響の無いものなどの判断が出来るからです。リフォーム工事で注意しなくてはならない事の一つに、構造体に影響を与えて耐震性や耐風力を損なうような工事をする事です。
施工してくれた工務店や建築会社が廃業している場合は、近隣や地域で信頼できると思われる工務店や建築会社にお願いすべきでしょう。まずお願いする前に今まで手掛けてきた注文住宅やリフォーム工事の現場を見学させてもらいましょう。この場合もまだ決定するような事はしないで、後日工務店や建築会社を交えずに自分達だけで再度現場訪問を致します。そして建築主に施工業者について、施工技術や信頼度など気になる事を聞いてみましょう。ここまで調べて信頼できると判断したらお願いするようにしましょう。自分達で保管している設計図や参考図面、そして工事写真などがあったら施工業者に貸し出してあげましょう。改造や改築などのリフォーム工事の場合は、必ず設計図なりどの様に改造や改築を行うかを図面化してもらいましょう。口答だけで打ち合わせをして、工事を進めるような事は絶対にやめましょう。図面や打ち合わせで納得したら見積書を作成してもらいますが、詳細に拾い出した見積り内訳書まで出してもらうようにしましょう。数量明細や使用材料の明記が無く、1式工事だけの見積り書の場合はトラブルの原因になるので注意しなくてはなりません。
見積り書の内容にも納得して工事施工をお願いしますが、着工前に必ず工事請負契約書を取り交わしましょう。たとえ小さなリフォーム工事でも、必ず契約書は取り交わしましょう。契約書には工事請負金額と支払い条件そして工事期間などを明記します。特約事項があればそれも明記して置き、できれば見積り書も添付するようにしましょう。
金額の大小にかかわらず、完成時に納得し喜んで引き渡してもらえるようにしましょう。